淡い恋心

誰しも「淡い恋心」ってあったと思います。
それを「憧れ」と呼ぶ人も居ますが、私にとっては大切な「恋心」でした。
当時、18歳。
高校を卒業し、新しい環境の中で必死に勉強していました。
今までに見た事も無い「解剖図」やら「薬の構成式」・・・何もかもが初めてで「本当にやって行けるか」と不安に思うこともありました。
その頃、学校に居た先生。
当時28歳。丁度10歳年上の先生は、すごく大人に見えるようで気さくに話せるようで・・・何だか気になる存在になりました。
先生が来ると嬉しい。
呼ばれたら嬉しい。
そんな気持ちに気が付いたのは暫くしてからでした。
女子校育ちの私は今まで1度も先生に恋心など抱いた事がなかったので、そんな自分の気持ちに驚いてしまいました。
そんな思いを数年抱えていました。
そして、1度だけ、車で送ってもらった事がありました。
実習を終え、1度学校へ戻り教科書を取りに行った私。
周りは真っ暗で「危ないし、自分も変えるところだから」と乗せてもらう事になったんです。
私にとっては願っても無い幸運でした。
けれど、何を話して良いのか分らず「男性無料出会い系サイトで出会いを探すのは大変」ばかりを言っていたような気がします(苦笑)
そして送り届けてもらった時
「あと実習も少しだから頑張るんだよ」と私の頭をポンポンとしたんです。
私は舞い上がるほど幸せな気持ちになりました(笑)
結局、自分の気持ちをいう事も無く、今ではもう会うことも無い先生ではありますが、良い恋の思い出になっています。

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